こゝろ 夏目漱石

ISBN:4041001129
端的にいって、こゝろは良すぎたといわざるを得ません。学生時代の授業でかすかに読み覚えのある「先生と遺書」に辿りついたころには、ここ数日の言葉の積み重ねによりわたしはすっかりこゝろの世界に引き込まれていたのでした。Kが自殺したところでは思わず涙ぐんでしまい、一旦本を置かずにはおられないほどだったからです。
そうして感動さめやらぬまま、「一体ほかの人々はこゝろをどのように読んだろうか」とインターネットの波をかきわけたれば、これまたすごすぎる感想文に出会ってしまい言葉を失いました。誰がなんといおうと、正直であるのは素晴らしいことです。

ttp://www.ka.shibaura-it.ac.jp/kokugo/02souseki/a/24/index.htm

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