みんな寝てしまった

万博にいったのだ!

2005年6月18日に愛・地球博へ行ったということを書き記しておきたい。来たるべき日のために書き記しておきたい。

    • -

前日は下調べのため、眠りにつくのが遅くなってしまった。家族はだれも、ついぞ調べることなく行くつもりであった為、このままではとんでもない悲劇にみまわれるのではないか、というおそれから下調べを買ってでた。睡眠時間をけずって下調べに充てたので必然的に寝坊。ところが、早く寝たはずの家族も全員寝坊していた。

当初の予定より2時間遅れて家を出発したといっても、11時半には会場についていたのだから、リニモを30分待ちで乗れたことを考えると、かえって良かったのかもしれない。岡崎方面から環状線で向かったわたしは、まだ会場につく前だというのに電車や駅の階段がモリゾーとキッコロにいろどられており感動してしまう。もしかして椅子が緑色なのも万博仕様なのでは? とはしゃぐ。

さて、荷物チェックのときにまでトロくささを発揮したわたしの、昼食チョイスはなかなかのものであったといいたい。とにかく全員お腹がすいていたので、事前の下調べでネパールのカレーに狙いを定めていたわたしは、すかさずグローバルコモン1へ行こうと提案した。

ガラスの奥でナンをのばしていたのはネパール人だろうか。ナンカレーはとてもおいしかったと思う。また、空間としても素晴らしい雰囲気をかもしだしており、手で付けあわせのキャベツをかき集めているときなどは、気持ちがふっと客観的な視点に飛び、ああ、ここは日本ではない、わたしの気持ちだけがどこか別のところにきてしまった・・というような感慨にどっぷりつかっていたのだけれど、母がバッグにカレーをこぼしたといってさわいだのですぐに現実に戻ってくることができた。あのままでは心と体が別々になってしまうかもしれないほどの、とにかくすごい超空間であった。(つづく)